受験の役に立ちますか?

直接的には関係ありませんが、確かなモチベーションを維持することにつながります。受験対策を目的とされる場合には、専門の学習塾と並行して通われることをお勧めすします。

例えば野球選手になりたいのであれば野球チームに、サッカー選手になりたいのであればサッカーチームに所属して練習するのが最善です。受験というのは、ある意味スポーツのようなものですので、細かい知識と技術の積み重ねが必要となります。本ラボの社会的役割はその点に特化してはおりません。

学校の成績は上がりますか?

上がります。ラボでは、アウトプット型の学習を行うことによって、逆に知識(インプット)の重要性を実感できるように構成しています。また学ぶ意味をしつこく議論して、自ら学ぶ力と意思を育てます。

人は生まれてからの10数年間を知識のインプットに費やします。役に立つのか、意味があるのか、実感として腑に落ちない状態で学びます。そして社会に出て突然、価値の創造(アウトプット)を求められ、そこで初めて知識(インプット)の必要性を実感するのです。ラボでは具体的な課題に対して、知識を必要とするものづくりを行います。その過程で学校で学ぶ知識の必要性を実感します。
またラボでは議論を重視します。「学ぶ意味」として「受験」や「いい仕事」をゴールとして与える従来の手法は、本当に子どもの力を育むのでしょうか。私達が子どもと呼んでいるのは、単に受動的な学習者ではなく、未熟ではあっても自分の頭で考え悩み葛藤する人間です。――なんで勉強しなきゃいけないの? なんで受験するんだろう? いい仕事ってなんだろう?――ラボでは自分で調べ、みんなで議論します。継続的な議論を通して、少しずつ自分自身の「学ぶ意味」を形作ることで、自ら学ぶ力と意思を育てます。